コストの安さが魅力!?酸洗いの基本と特徴を知ろう

コストの安さが魅力!?酸洗いの基本と特徴を知ろう

酸洗いってどういう処理?

現在普及している金属加工方法は数多いですが、その中でも特に低コストな処理方法として知られているのが酸洗いです。文字通り金属を酸で洗う処理のことで、使用する薬剤は塩酸もしくは硫酸となっています。ショットブラスト加工や電解研磨などに比べ、光沢を出したり傷を取る際の効率性でこそ一歩劣りますが処理費用は格安です。加工対象は小さい物から大きい物まで何でもOKとなっており、処理の柔軟性にも優れます。

その目的や作業方法を知ろう

酸洗いの目的は全部で3つあります。ひとつは作業時間をカットすること。酸洗いを施すことで、全体の作業時間を数割短縮出来ます。審美性に欠ける溶接部分も、酸洗いすることで見た目が良くなります。メッキや研磨加工などの成功確率を高めることも目的のひとつです。作業方法は単純で、硫酸などの溶液を入れた容器に金属製品を一定時間浸し、その後に水洗いを行うだけです。対象金属の材質はステンレスが大半ですが、チタンなどにも応用可能となっています。

酸洗いを行う際の注意点とは

酸洗いは大小様々な金属製品を安価に処理できますが、人体に多大な影響を及ぼす恐れがある溶液を用いるため、取り扱いには細心の注意が求められます。作業員が怪我をしないようにする配慮は勿論のこと、処理中に発生する有毒ガスを吸い込まないようにする健康対策も必須です。酸洗いは前後に水洗することが必須ですが、その水をそのまま流しては環境に悪影響を及ぼしてしまうので、適宜処理することが求められます。いずれにしても、酸洗いを行う際は正確な知識と適切な設備が必要であることを心得えておきましょう。

熱処理や溶接などの工程で金属製品の表面に生じる酸化被膜やサビなどを酸洗いで取り除きます。酸洗いをすることで金属表面が綺麗になり、その後の作業を簡単にすることができます。